阪神電気鉄道 5500系

当初は老朽化が進んできた5151形、
5261形、5311形(ジェットカー第二世代)を
置き換えることを目的に
1995年以降に新造されることが予定されてましたが、
1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災で被災し
廃車となった車両が出たことから、
当初予定されていたスケジュールの
変更を余儀なくされました。

こうして被災された普通系車両(8両)を
補充するために新造されることとなった
本形式は阪神初のVVVFインバータ制御車で、
塗装もこれまでの普通系車両の「青胴車」と呼ばれる
クリームとウルトラマリンブルーのツートンカラーでなく
アレグロブルーとシルキーグレイのツートンカラーが採用され、
第1編成となる5501F(4両)が1995年10月27日に竣工され、
同年11月1日より営業運転を開始しました。
翌1996年には第2編成となる5503F(4両)が増備されて
被災車両(8両)の補充は完了となりましたが、
その後も1997年に3編成(12両)、
1998年から2000年にかけて4編成(16両)が増備され、
現在も全車現役で阪神の普通系車両で最大の勢力となっています。
また本形式が導入されて20年が経過したことから
5700系に準じたリニューアル工事が
第1編成となる5501F(4両)に施され、
2017年5月2日より営業運転を開始しました。
現在は第2編成の5503Fまでの合計2編成(8両)が
リニューアル化されております。



阪神本線打出-香櫨園間を走る
5500系オリジナル車。




同じく阪神本線打出-香櫨園間を走る
5500系リニューアル車。



参照記事

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